宮古で行なったJAZZライブは、大変実りの多いものとなりました♪
宮古の皆さまと心を一つにし、同じ時を共有できたことが何よりも嬉しく感謝でした。
私たちの音楽が皆さまにどのように届き、どのように受け容れてもらえるのか、というのはライブを始めてみないと分からないこと。
どこまで震災のことに触れて良いのか、余り触れずにさらっとMCをした方が良いのか…。
答えは、すぐに出ました。
集まって下さった宮古の皆さまは、メッセージ性の強い曲を私が歌う際に少し触れた震災の話に、大きくうなずき、聞き入るように私の話と歌を受け容れて下さいました。
その後は、震災のことにも触れつつ、ライブを進行してきました。
心を開いて下さった宮古の皆さまが、更に心を開いて下さり会場が一つになったのは、ライブ途中に挟んだミニミニドラムサークルでした。
ファシリテーターがファシリテートする前に、既に立ち上がって踊りだす人、手をつなぎ隣の人と体を揺する人、楽しそうにタイコを叩く人…気付けば会場は笑顔で溢れていました。
また、ドラムサークル中に、一人のご婦人が急にマイクをとりステージに上がり話し始めました。「もぅ少しで1年が経とうとしています。3月11日を迎えるのが怖くて仕方ありません。どぅしたら良いのか?という気持ちです。しかし、こうして私たちの為に東京から来て下さりこのような素敵な会を開いて下さったことを心から感謝します。本当にありがとうございます。」ご婦人の目には涙が浮かんでいました。
ライブの最後には、皆で「ふるさと」と「上を向いて歩こう」を歌い、多くの者が涙しながらも、温かい雰囲気で会を結ぶことができました。
今回の企画は、青山学院女子短期大学のボランティアチーム BLUE BIRD、主催は宮古市末広町商店街と盛岡YMCA宮古ボランティアセンターの共催でした。
皆さまの事前準備と協力がなければ、今回のライブは実現しませんでした。
青短BLUE BIRD、YMCA、商店街の皆さまに感謝の思いでいっぱいです。ありがとうございました。
また、YMCAと商店街の「コミュニティーとして一つになりたい!」という願いが、私たちのライブによって初めの一歩のお手伝いができたことは、喜ばしいことでした。
中でも、嬉しく感激だったことは、ライブ後に宮古の方に「泣いちゃった。とっても良いライブでした。必ずまた来て歌って下さい。私、一人ぼっちになっちゃったから。でも、今日は本当に勇気づけられたゎ。ありがとう。」と言って頂けたことです。
私たちが今回協力させて頂いたことは、本当に小さなことかもしれないけれど、「意義があったんだ!」と思えるライブを開催できて良かったです。
宮古の方たち、青短BLUE BIRD、YMCA、末広町商店街、ミュージシャン、皆が思いを一つにし、同じ時を共有できたことが、今回の宝物です。
PR
COMMENT